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高村氏館
読み・・・たかむらしやかた
所在地・・・栃木県鹿沼市引田(旧鹿沼市)
築城年・・・不明
築城者・・・不明
主な城主・・・高村氏
高村氏の動き
1571年、引田の地で乱が起こった。
この時に活躍したのが高村某であり、壬生周長(徳雪斎)は高村某に対し、「越前守」を与え、さらに「宮内」の地を安堵した。
徳雪斎は壬生綱雄と対立し、鹿沼城を拠点にして支配体制を固めた。高村氏はこの争いで、徳雪斎側についたということであろう。
また高村越前守は、1579年3月に壬生義雄から領地を安堵されている。
1579年は徳雪斎が壬生義雄に倒された年である。2月に徳雪斎が倒され、3月に高村越前守が義雄から所領を安堵されたことから、徳雪斎側についていた高村氏が義雄に従ったということだろう。
<現在の状況>
高村氏館は高村氏の子孫宅となっている。周囲に土塁や堀が残るが、どうやら近世以降のもののようである。
<あわせて読みたいページ>
「堀ノ内」高村氏館から少し東にある。
<鹿沼市の城一覧>
高村氏館の地図→